歯が無くなってしまった場合、その部分の噛み合わせを回復する方法として、大きく分けてブリッジ、義歯、インプラントの3種類が挙げられます。
今回は、ブリッジ、義歯、インプラント(固定式)の長所と短所について書きたいと思います。
ブリッジ
長所:保険を使う場合は安価にできる。
外科手術が必要ない場合がほとんど。
全身疾患とほとんど関係ない。
違和感が少ない。
短所:歯が無い部分の両側に歯があることが条件
歯がない部分が2本以上ある場合は、土台の歯にかなり負担がかかる。
土台となる歯を削らないと基本的には作れない。(特に保険内のブリッジでは必須)
土台の歯の寿命が短くなる場合が多い。
義歯(入れ歯)
長所:ほとんどの場合外科手術が必要ない。
全身疾患とあまり関係が無く、ほとんどの方が使用できる。
保険を使用するとかなり安価。保険外の義歯でもインプラント(固定式)と比較すると安価。
短所:噛む力の回復量が自分の歯の20%程度。
取り外して洗うことが必要。
自分の歯にバネをかけないといけない場合など見た目が悪くなる場合が多い。
違和感が大きい場合が多い。
インプラント
長所:しっかり噛める(自分の歯の80〜90%程度)
取り外しの必要が無い。
口の中の違和感がほとんど無い場合が多い。
見た目を義歯よりも良くできる場合も多い。
短所:外科手術が必要。
全身疾患をお持ちの方の中にはインプラントに向かない場合もある。
治療費が高額。
自分の歯と同じように衛生状態が悪いと、歯周病のような状態(インプラント周囲炎)になることがある。
治療期間が長くなる場合が多い。(骨を造ってからインプラント手術をする場合など)
歯が無くなってしまって治療が必要になると、どうしようか悩む場合が多いと思います。
当院では、患者様の希望に近い形で治療が進むように話し合いながら計画を立てていきます。治療の方針でお悩みの方は、是非ご相談ください。
調布市 西調布ハーモニー歯科クリニック
川上壮